釣りインストラクター"ha-chan"のコラム
少しずつ釣りの経験を重ねるといろいろなことを感じることがあります。
私のような若輩者でも、現状から今後の釣りに気懸りなことがあります。
私が発信できるメッセージが、何か良い方向へ進むきっかけになれば幸いです。
最低限必要な決め事
これからも末永く釣り(バスに限らず)を楽しむために、自然を大切にし、人として、釣人としてのマナーを守るように心がけましょう。難しいことは何もありません。当たり前のことを当たり前にするだけです。
豊かな自然環境の中で楽しむレジャーです。空き缶やゴミなどは捨てないで、必ず責任を持って持ち帰り、各自治体の指導に沿った処分をしてください。特に捨て針、捨て糸による野鳥への被害なども増えています。
必ず、持ち帰って処分してください。根掛かりなどは最善を尽くして回収しましょう。ビニール袋などは腐敗しないため、環境を汚染したり航行する船舶の機関事故にもつながりますので、絶対に捨てないでください。
木、草花を折ったり、農地を踏み荒らしたり、他人に迷惑をかけないようにしてください。係留してある船に無断で乗ったり、無断駐車、夜間・早朝の騒音など、地元の人に迷惑をかける行動はつつしんでください。また公的私的を問わず施設の利用には細心の注意を払いましょう。
釣りは、漁とは違い、自然や魚と心のゆとりを持って付き合ってください。魚をキープする必要があれば最低限度にとどめ、無駄に乱獲しないように心掛けましょう。
また関係する法律は遵守し、くれぐれも身勝手な行為はしないでください。
マナーの悪さが、釣り人自身の首をしめることになるということを、十分に心得てください。
ファッションにも機能がある。
救命胴衣(ライフジャケット、ライフベスト)を着用しない人に聞けば「カッコ悪い」「素人っぽい」「暑苦しい」「動きにくい」「面倒くさい」と言う。一昔前の救命胴衣のイメージがあるのでしょう。しかし最近の製品は見た目にも機能的にも改善されています。
魚が相手である以上、釣りは水との関係を避けられません。水と係わりながら自己の安全を確保するうえで、救命胴衣(ライフジャケット、ライフベスト)の意味・役目・使用方法をどこまで理解しているでしょうか。 釣行時にトラブルなどはないのが一番ですが、万一の事故・予期せぬ災害発生時にこそ役立つのが救命胴衣なのです。
-着用目的-
浮く事が大きな役目。浮く事によって呼吸を助け、低体温を避けられ、救助を待つ事できます。それと意外と知られていないのが「体の保護」。落水時に杭や岩などに当たらないとも限りません。鋭利な突起物や落水時に受ける衝撃を少なくする役目は、着る胴衣タイプの大きなメリットですね。
-選 択-
まず、泳げない人には着る胴衣タイプをおすすめします。落水時でも冷静に対処できる自信のある方は膨張式でも構いません。しかし、手動膨張式では、何らかの理由で落水時に「意識を失っている」場合には浮くことが困難です。水に濡れると付属の小型ボンベから空気が充填される自動膨張式が機能的。肩からのサスペンダータイプや、ウエストポーチの様に腰に巻くタイプなどがあります。暑い時期や、厚着をする寒い時期にも、体の動きを妨げないのでイイですね。ただし、膨張式で注意しなければならないのは「穴が開くなどの破損があると浮くことができない」ということです。立ち木の多いリザーバー(ダム湖)や突起物の多い磯場などでは破損の恐れがあるので、着る胴衣タイプをおすすめします。もうひとつ「フローティングスーツ」というのもあります。服そのものに浮力体をつけてしまったタイプです。防寒の役目もあって冬季には好都合です。しかし使用環境などの都合によっては、別の理由からおすすめしません(後述します)。
-着用時-
着る胴衣タイプには股ベルトがあります。これをつけていないと救助時にスッポ抜けたりします。落水時に体が抜け出てしまったら「抱く・掴まる」だけでもかまいません。体から放さないでください!体温の低下、体力の消耗につながりますので「むやみに泳がないこと」も覚えておいてください。
-最悪の事態-
ファッションとしてはイマイチですが、一般的にオレンジ色なのは発見しやすいからです。最悪「落水者死亡」の事態にも、救命胴衣を着用していたなら「発見可能」なのです。最悪の事態でも家に帰ることができるのです。
救命胴衣は緊急時に役立つ様に手入れをしておいてください。浮力維持の為に「買い換え」も必要です。何年も使い古した救命胴衣は浮力を失います。経年劣化があれば縫い目がほつれたり、生地が破れたりします。いざという時に浮かないのでは着る意味がありませんからね。
アレコレと書いてますが、何よりも着用するために持って下さい。あなたが気に入った商品(救命胴衣)を買ってください。「無いよりはあった方が良い」には間違いないからです。どうせ持つなら機能的なものがよろしいかと思います。
それとあくまでも私的な意見なのですが…プロの方々や雑誌などのメディアに出る方は「着用している」とハッキリ視認できるものを選んで頂きたいと思っています。先に紹介したフローティングスーツや、ウエストポーチの様に着けられる膨張式の製品もありますが、「救命胴衣を着けていない、着けなくてもいいんだ」と誤解を受けやすいのも事実です。特に初心者から見た場合に起きやすい誤解です。今後の「釣り」をより良いものにするためにもご配慮頂けないものでしょうか。


前のページへ